松 前 城

北 海 道


所 在 地
通   称
城郭の構造
築 城 年
築 城 者
主な改修者
遺   構
指定文化財
再 建 造 物
訪 問 日


北海道松前郡松前町字松城

平山城
1600(慶長5)年、1850(嘉永3)年
松前慶廣、松前崇広

石垣、堀
国指定史跡
天守、天神坂門
2016年10月18日

松前城は、外国船の出没に備えて江戸幕府が1849年(嘉永2年)に松前藩に築城を許可しました。
基となったのは、1600年(慶長5年)から6年の歳月を費やして築かれた福山館(ふくやまだて)という陣屋でした。
1850年(嘉永3年)からの築城の縄張りを設計したのは、高崎藩の兵学者市川一学で、軍楽に基づいた最後の日本式城郭です。
七基の砲台と25門の大砲を備えていましたが、海への防備に主体を置いたため、背後は手薄になっていました。そのため戊辰戦争で、土方歳三らの旧幕府軍に背後から攻められて落城しました。
このとき天守は破壊されなかったのですが、1949年(昭和24年)の火災で焼失しました。

江戸時代に松前藩士が登城したといわれる馬坂

大松前川の自然石を利用した石垣

松前奉行所跡 現在は松前町役場が建っています

天神坂です 当時城内へ通ずる五つの坂の一つです

天神坂門です

天神坂門を潜ると三ノ丸です 土塀の漆喰が剝がれています

搦手二ノ門です

搦手二ノ門を内側から

多門櫓跡には天守への「有料改札」が設けられています

東郭は、本丸へ通じる重要な郭で隅櫓なども建っていた

東側の土塁

内濠とその石垣です

内濠の向こうに三階櫓(天守)が見えました

本丸表御殿跡です

三階櫓(本丸)と本丸御門(右)です

龍雲院(曹洞宗)の山門です

龍雲院内の鐘楼です

龍雲院の本殿です

本殿の造作がとても素晴らしいです

北東側の石垣は低く、寺町が防御するスタイルです

法源寺の山門(重要文化財)は北海道では最古の建造物です

法幢寺(ほうどうじ)の山門です

北海道で唯一の竹林です

松前藩主松前家墓所です 大欅は記念保護樹木です

松前藩主の墓所です

遠くに霊場八十八か所の勝軍山(215m)が見えます

松前藩屋敷も整備されていましたが見学しませんでした