白河小峰城
福 島 県
所 在 地
通 称
城郭の構造
築 城 年
築 城 者
主な改修者
遺 構
指定文化財
再 建 造 物
訪 問 日
福島県白河市
白河城、小峰城
梯郭式平山城
1340年(興国元年/暦応3年)
結城親朝
丹羽長重
石垣、土塁、堀
国の史跡
三重櫓、太鼓櫓・門
2017年6月26日
小峰城は、結城親朝が14世紀中頃、小峰ケ岡に城を構えたのが初めと言われています。
江戸幕府成立後、白河地域が会津領であった頃に整備された城郭や城下町を、1627(寛永4)年に初代白河藩主となった丹羽長重が、大改修を行い、現代につながる白河のまちの基礎ができあがりました。小峰城は4年の歳月を費やし「奥州の押え」にふさわしい石垣を多用した梯郭式の平山城として同9年に完成しました。
その後、榊原、本多、松平(奥平)、松平(結城)、松平(久松)、阿部の6家19代が居城としましたが、1866(慶応2)年阿部家が棚倉へ移されると小峰城は空き城となり、白河は幕領、新政府領と変遷します。
1868(慶応4)年に起きた戊辰戦争は白河にも及び、新政府軍と奥羽越列藩同盟軍が約三ケ月にわたり戦いました。そのため、小峰城内の建物や城下町の一部が焼失しました。
小峰城の全体像です 拡大はココ
白河駅側から三重櫓が望めます
長塀が続きます
藤門から入城します
二之丸です
二之丸から本丸を見上げます
内堀です
清水門跡から本丸へ向かいます
桜之門への登路です
桜之門跡です
本丸に着きました
多門櫓跡です
三重櫓と前門です
前門の外側から三重櫓を見上げます
本丸に戻り三重櫓へ向かいます
三重櫓への階段から振り返ります
「おとめ桜」です 人柱となった娘の慰霊のために植えたそうです
三重櫓に入ります
再建された木造建築は素敵です
急な階段を登ります
2階部分です
どこの天守閣も同様に、階段は敵が容易に上がれないように急階段となっています。重い鎧を着ながらよくぞ上がり降りをしたものです。
石落としです
3階最上階です あまり広くありません
【三重櫓】
櫓は、「矢倉・矢蔵」とも書き、もともと武器・食料の貯蔵や防御を目的として造られた建物です。小峰城の三重櫓は、本丸の北東部に建つ三層三階の櫓で、城郭の象徴となっています。外観の半分を板張りとする「下見板張り」で、耐久性が高いとされます。
1991(平成3)年、「白河城御櫓絵図」や発掘の成果をもとに、木造で忠実に復元されました。
三重櫓からの本丸と二の丸です
本丸の石垣は変わった積み方です
二之丸茶屋です 休業です
空堀のようです
重要文化財を展示している白河集古苑は休館でした
会津門跡です
外堀を挟んで本丸を望みます