鬼 ノ 城
岡 山 県
所 在 地
通 称
城郭の構造
築 城 年
築 城 者
主な改修者
遺 構
指定文化財
再 建 造 物
訪 問 日
岡山県総社市黒尾
鬼城山「きのじょうざん」
神籠石式山城
7世紀後半説が有力
大和朝廷が有力
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石垣、土塁、水門
国の史跡
角櫓、西門から第0水門に至る城壁線、北門の表示整備
2015年4月6日
鬼ノ城は、岡山県総社市の吉備高原南縁の鬼城山(標高約400m)中心に築かれた古代山城です。鬼城山はすり鉢を伏せたような山容で、頂部は平坦、斜面は急傾斜で城づくりには格好の地でした。城壁は、鬼城山の8~9合目のあたりを鉢巻状に巡り、全長2.8km。一部に高石垣を配していますが、基本は高さ約6mの版築土塁で、城壁の内外両側に敷石が施されています。城壁が谷を渡る6ケ所では、排水のための水門が築かれている。この水門の下部は石積み、上部は版築土塁。城門が4ケ所構築され、壮大堅固な西・南門とやや小型の東・北門がありますが、どれが正門かは不明です。その他に、角楼、礎石建物などの城内が築造されていました。
築城の時期は、史書に記載がある大野城(665年築城開始)などと同時期とする説、それより先行する説、それより後とする説など諸説ありますが、いまだに決着をみるに至っておりません。出土遺物は7世紀後半から8世紀初頭のものがほとんどです。
鬼城山ビジターセンターまでシャトルバスで登り、そこから遊歩道です
僅かで、西門に着きます
西門の盾は本来は高欄の内側に置かれます
城壁 土を何層にも重ねるように築造します 基礎部には敷石も
3間×2間、木造3階建ての西門
基礎部には、土の流出を防止するために石が敷かれている
西門から城内に入る
第0水門 他の水門より後に発見されたが位置関係から「0」となった
第2水門 沢の流水量を調整していた?
基礎地業がされた版築土塁
角楼(復元)
角楼 横からの攻撃ができるように張出している