佐 賀 城
佐 賀 県
所 在 地
通 称
城郭の構造
築 城 年
築 城 者
主な改修者
遺 構
指定文化財
再 建 造 物
訪 問 日
佐賀県佐賀市城内
佐嘉城、栄城、沈み城、亀甲城
輪郭梯郭複合式平城
1602年(慶長7年)
鍋島直茂・勝茂
鍋島直正
鯱の門、続櫓、移築御座の間、
石垣、堀、土塁
国の重要文化財
御殿(県立佐賀城本丸歴史館)
2017年3月8日
佐賀城は、慶長13年(1608年)、戦国大名龍造寺氏の居城であった村中城を鍋島直茂・勝茂父子が拡張して築城しました。四周を幅の広い堀で囲まれた典型的な平城で、城内には本丸、二の丸、三の丸、西の丸のほか、旧龍造寺家家臣たちの屋敷地も配されました。
享保年間(1716~1736年)の火災で天守をはじめ建物の多くを失い、天保6年(1835年)には二度目の火災で当時藩政の中心だった二の丸御殿が焼失したため、十代藩主鍋島直正が再建に着手し、本丸御殿を建設しました。
この本丸御殿の建物は、明治以降も県庁や学校など様々な施設として利用されましたが、昭和32年(1957年)までに鯱の門を除いてすべて解体されました。
平成16年(2004年)に本丸御殿の一部が木造復元され、佐賀城本丸歴史館として開館しました。
御殿内の外御書院は、一之間、二之間、三之間、四之間と廊下を合わせると320畳の大広間になります。
この場所では、幕府からの贈答品やお世継ぎのお披露目など、佐賀藩の公式行事が行われました。天保9年(1838年)本丸完成披露のときには、千人の家臣が集まったそうです。