中 城 城

沖 縄 県


所 在 地
通   称
城郭の構造
築 城 年
築 城 者
主な改修者
遺   構
指定文化財
再 建 造 物
訪 問 日


沖縄県中頭郡中城村字大城
なし
山城
14世紀後半
先中城按司?
先中城按司、護佐丸盛春
石門、城壁、石垣
国の史跡、世界遺産

2017年1月11日

中城城は、かつて貿易が行われていた屋宜の港から2kmほど離れた標高約160mの丘陵地にあります。中城村の北西から北中城村の南側にのびていく丘陵の東崖縁を天然の要害とし、300余もあるとされる沖縄のグスクの中で最も遺構が良く残っていることで知られています。石垣の上に立つと、西に東シナ海、東に中城湾(太平洋)を望み、勝連半島、知念半島、さらには周囲の洋上の島々まで見渡せる眺望のすばらしいところです。
城は、連郭式の山城で、六つの郭で構成されています。城壁は、主に琉球石灰岩の切石で積まれており、自然の岩石と地形的条件を生かした美しい曲線で構成されています。その築城技術の高さは、芸術的と言われ歴史的にも高い評価を受けています。

裏門からの入城です

中城城跡は、14世紀後半まで先中城按司が数世代にわたり、西の郭、南の郭、一の郭、二の郭の主な部分を築き上げ、1440年に読谷の座喜味グスクから移ってきた護佐丸によって、北の郭、三の郭が増築され現在見られるグスクの形が完成したようです。
中城城跡は、1972年5月15日(日本復帰の日)に、国の史跡に指定されました。指定面積は110,473㎡(約33,400坪)で、その内14,473㎡(約4,300坪)が城郭の面積です。
2000年12月2日には、「琉球王国のグスク及び関連資産群」の一つとして世界遺産にも登録されました。

裏門へ向かいます

石切場は現在記念運動公園となっています

三の郭の城壁です

三の郭の東側は一段高くなっています

裏門が見えてきました

東に向かって建てられてアーチ型の美しい裏門です

裏門を抜け、左手の三の郭への階段は入場禁止です

護佐丸が井戸を取り込み増築したらしい北の郭です

北の郭を反対側から見下ろします

二の郭へ抜ける門です

門を抜けて振り返ります ツワブキが満開です

二の郭に着きました

一の郭へ抜けるアーチ門です

二の郭の城壁から二の郭を俯瞰します

二の郭を反対側から俯瞰します

城壁の天端角は丸く突出しています シーサーの原型です

二の郭の城壁から三の郭を見下ろします

二の郭に設置された拝所です

一の郭への門を潜り振り返ります

一の郭です 中城で一番大きい郭で正殿がありました

野面積み(左)と布積みが混合した石積みです

南の郭へのアーチ門を潜ります

南の郭は霊域とされ遥拝所です

南の郭の門を抜けると正門が見えてきました

階段で西の郭に下ります

身分により使い分けをしていた階段です

ペリー探検隊の画家ハイネが描いた絵と同じ構図です

正門を抜けます

正門前には立派な石の標柱があります

石切出し場から眺めます 右下に鍛冶屋跡があります

中城城跡の尾根続きにある廃墟ホテル
沖縄海洋博覧会の負の遺産です

中食を摂った 悠愉樹庵(ゆうゆじゅあん)です

沖縄料理をいただきました とても嬉しかったです