阿 尾 城

富 山 県


所 在 地
通   称
城郭の構造
築 城 年
築 城 者
主な改修者
遺   構
指定文化財
再 建 造 物
訪 問 日


富山県氷見市阿尾城ケ崎

平山城
不明
不明
菊池氏

富山県指定史跡
なし
2016年5月20日

阿尾城跡は、富山湾に面した標高20~40mの独立丘陵上に立地し、その独特の景観とともに親しまれている史跡です。
発掘調査では伝二の丸・伝三の丸から中世の土器・陶磁器類が多数出土しました。また伝本丸には櫓があったと伝えられ、ここで海上交通を監視していたと思われます。
築城の時期は不明ですが、出土遺物からは15世紀後半頃に城としての利用が始まったと推定できます。
天正・文禄年間(1573年~1596年)頃には菊池右衛門入道・十六郎父子が居城しました。菊池氏は織田信長配下の佐々成政に従いましたが、成政と前田利家が対立すると前田方へと寝返り、一万石を安堵されました。しかし慶長初め(1597年頃)には廃城となり、菊池氏の子孫は加賀藩士となりました。

阿尾城の全体像です
海に突き出た半島の突端部に築城されています

阿尾城跡の標柱があります

阿尾城入口には榊葉乎布神社の鳥居があります

二の丸上部は白峰神社の境内になっています

伝二の丸跡から富山湾を望みます

痩せ尾根をアップダウンします

伝本丸には展望台がありました