羽 黒 山
山 形 県
所 在 地
開 祖
開 山 年
指定文化財
訪 問 日
山形県鶴岡市羽黒町
蜂子皇子
(第32代崇峻天皇の皇子)
593年(推古天皇元年)
羽黒山五重塔(国宝)/三神合祭殿・鐘楼・大鐘(国重要文化財)
2016年7月15日
三神合祭殿(国の重要文化財)
出羽三山は、月山、羽黒山、湯殿山の総称であり、古くから修験道の霊場として知られています。
開山は1400年以上前、第32代崇峻天皇の皇子である蜂子皇子が三本足の霊鳥に導かれ、羽黒山(標高414m)に登拝し、羽黒権現を感得、山頂に社を創建したのが始まりとされています。
皇子はさらに月山権現と湯殿山権現を感得し、三山の開祖となりました。
以降、羽黒派古修験道として全国に広がっていきました。
出羽三山の表玄関 羽黒山大鳥居
山頂に建つ三神合祭殿は、月山、羽黒山、湯殿山の三神を祀る豪壮な建物です。
昔から、月山、湯殿山は冬期間積雪のため登拝できないことから、羽黒山に三神を祀ると伝えられています。神仏習合時代の名残を留める特異な造りで、高さ28m、厚さ約21mもの萱葺屋根は東北随一の規模を誇ります。内部は総漆塗。
平成12年、国の重要文化財に指定されました。
訪れた7月15日は、祭礼に当たっていて、多くの信徒の方々が能を舞ったり、賑やかな様子でした。
出羽三山神社社務所の前から鳥居をくぐります
随神門です
随神門から内は出羽三山の神域となり、神域は遠く月山を越え、湯殿山まで広がります。随神門はこの広い神域の表玄関です。この門は初め仁王門として元禄年間秋田矢島藩主より寄進されましたが、明治の神仏分離の折り、随身像を祀り随神門と名付けられました。
随神門を抜け、唯一の下りである継子坂(ままこざか)です
豊玉姫神社ほか七つの神が祀られています
祓川に架かる神橋を渡ります 祓川の源は月山です
天然記念物「爺杉(じじすぎ)です 推定樹齢1000年です
国宝・羽黒山五重塔です 創建は平将門といわれています
表参道の両側は樹齢350~500年の杉並木です
二の坂茶屋は力餅が名物です
芭蕉塚です 芭蕉の句に因んで建立された「三日月塚」です
別当寺宝前院の跡で、明治時代まで御本坊と呼ばれていました
いよいよ三の坂です 最後の登りです
2446段の石段の終点の鳥居が見えてきました
厳島神社と蜂子神社です
蜂子神社では能が奉納されていました
重要文化財である三神合祭殿です
三神合祭殿は修復工事の最中でした
古くから羽黒神が姿を現わすといわれる鏡池です
こちらも重要文化財である鐘楼と大鐘です
松尾芭蕉の像です
天宥社では子供たちが舞っていました
本殿入口の鳥居です
こちらには九つの神が祀られていました
羽黒山頂に設置された駐車場です 表参道を歩かずに来れます
羽黒山から表参道を下って随神門へ戻ります
「須賀の滝」を過ぎると随神門はもうすぐです