唐 津 城
佐 賀 県
所 在 地
通 称
城郭の構造
築 城 年
築 城 者
主な改修者
遺 構
指定文化財
再 建 造 物
訪 問 日
佐賀県唐津市
舞鶴城
連郭平山城
1608年
寺沢広高
寺沢氏・土井氏・水野氏・小笠原氏
石垣、堀
なし
模擬天守、復元櫓、門、石垣、堀
2018年6月13日
唐津城は、慶長13(1608)年に完成した平山城です。城を築いた寺沢志摩守広高は豊臣秀吉の側近で、築城には名護屋城の解体資材を用いたといわれています。
城は本丸、二の丸、三の丸、外曲輪に分かれ、本丸には天守台、二の丸には藩主の住居と藩庁があり、三の丸にはほとんどの藩士が住み、外曲輪には町人が居住し町奉行所が置かれていました。
城には寺沢氏以降は代々譜代の大久保・松平・土井・水野・小笠原の諸氏が入城しました。寺沢氏の12万3千石ではじまり、廃藩前は6万石でした。
舞鶴橋に差し掛かると天守が見えてきました
明治10年から本丸跡は現在の舞鶴公園として一般に開放され、藩主の住居は高校敷地となっています。
周囲約1キロ、面積4.3ヘクタール、海抜43メートルにそびえる現在の唐津城天守閣は天守台跡に慶長様式で、文化観光施設として昭和41年に完成したものです。天守閣は五層五階、地下一階で博物館、展望所等があり、展望所からは松浦潟の全景が一望におさめられます。また唐津城は別名舞鶴城ともいわれ、観光唐津のシンボルとして親しまれています。
唐津湾に突き出た満島山に築城されています
歴代城主の年表
登城口へ向かいます
坂口門から続く石段は231段です
間もなく総締門に上りつきます
上ってきた石段を振り返ります
天然記念物の紫フジの藤棚です
藤棚越しに天守閣を望みます
本丸櫓門周辺は工事中でした
二ノ曲輪(中段広場)からの天守閣です
白壁が復元されています
復元された隅櫓です
現在は通行止めとなっている登城口です
西門へ向かいます
西門です
西門を潜ると本丸(上段広場)に出ます 化粧櫓です
本丸から天守閣、化粧櫓です
「旗竿石」と誤解されていた手水鉢です
天守台から松浦川側を俯瞰します
本丸(上段広場)です
唐津湾の対岸から昇る日の出です
海岸沿いには「虹の松原」が遠望できます
本丸腰曲輪へ向かいます
再建された本丸腰曲輪櫓です
海岸から立ち上がる石垣は貴重です
腰曲輪を散策しました
唐津城は、今回のツアーの旅程には入っていなかったため、早起きして、ホテルから徒歩で見学しました。
現在も復元整備工事中で、立ち入ることができない場所も多くありましたが、自然の立地を上手く利用して築城されていることや遺構として残る石垣など、名城として評価できるものだと思います。
早朝にもかかわらず、登城する地元の方々と出会い、地元に愛されている城であると感じました。
天守閣には開城前であったため登れませんでしたが、それにもまして美しい朝日を拝むことができたことは、とても印象に残るものでした。