最乗寺(道了尊)
神奈川県
所 在 地
山 号
宗 派
ご 本 尊
創 建 年
正 式 名
指定文化財
訪 問 日
神奈川県南足柄市大雄町
大雄山
曹洞宗
釈迦牟尼仏
1394年(応永元年)
曹洞宗大雄山最乗寺
南足柄市指定文化財(多宝塔)・最乗寺杉林
2024年11月25日
大雄山最乗寺は、福井県の曹洞宗大本山永平寺、神奈川県の同大本山總持寺に次ぐ格式の高いお寺です。開創以来600年以上の歴史を持つ関東の霊場として知られています。境内は約189ヘクタール、杉林は南足柄市の文化財(天然記念物)に指定され、堂塔は30余棟に及びます。
最乗寺の開祖、了庵慧明(りょうあんえみょう)の弟子である道了薩埵(どうりょうさった)は、怪力をもって開創を助け、後に同寺の守護を誓って天狗となり、白虎に乗って山中に飛び去ったと伝えられており、御真殿にご本尊として祀られました。このことから「道了尊」と呼ばれて信仰を集めることとなったようです。
2008年の明星ケ岳登山のために立ち寄った際に大書院の外観を見ましたが、今回の訪問で予想をはるかに超える規模に驚かされました。境内入口の仁王門などは車で通過してしまいましたので、日をあらためて「天狗の小道」の参道を歩いてみたいと思います。
参道を上ってくる参拝者も居るようです
瑠瑠門への石段です
石段を上がり瑠瑠門を潜ります
本堂・大書院前の広場に出ます
本堂寄りの碧落門を出ると明神ケ岳登山口があり、初代の和合下駄が置かれています
広場に戻り本堂で参拝します
妻は本堂に上がり隅々まで見学していました
鐘鼓楼(左)と開山堂(右)です
鐘楼です
南足柄市の重要文化財に指定されている多宝塔です
不動堂(左)を見上げます
結界門を潜り御真殿へ向かいます
御真殿への石段です
守護妙覚道了大薩埵をご本尊に大天狗・小天狗を両脇侍として祀られている御真殿です ここには世界最大の和合下駄が奉納されています
妻は子供の頃に父親に連れられて訪れた記憶があるとのことでした
当時は鉄下駄を履いて歩けるか触ることができたそうです 現在は触れることも禁止されています
奥の院への石段を前に、登るか登らないか思案しているところです 結局、登ってみることになりました
奥の院まで350段余りの石段を登り切りました
奥の院裏手に裏参道を見つけ、それを下りました
杉林の中を下っていきます 巨大に育った杉に圧倒されます
裏参道の途中にある開祖廟です
最後にパワースポットの一つと言われている慧春尼堂(えしゅんにどう)を訪れてから帰途につきました