祐 天 寺

東京都目黒区

所 在 地 東京都目黒区中目黒五丁目24番53号
山   号 明顯山(明顕山)
宗   派 浄土宗
ご 本 尊 阿弥陀如来・祐天上人像
創 建 年 享保3(1718)年
正 式 名 明顯山善久院祐天寺
指定文化財 本堂、書院、地蔵堂、地蔵像門、表門、水屋、鐘楼(国指定)旧崇源院霊屋宮殿、木造祐天上人坐像、祐天上人墓(東京都指定)ほか
訪 問 日 2025年2月25日

祐天寺は享保3(1718)年に祐天上人を開山と仰ぎ、その高弟裕海上人が創建した寺院です。当時新しい寺院の建立は幕府が厳しく禁じていましたが、裕海上人の大変な努力で享保8(1726)年「明顯山祐天寺」の寺号が許されました。以後、徳川家の特別な保護を受けるなど因縁のある寺として栄えてきました。
祐天寺には、徳川家の姫君などからの寄進による建造物、梵鐘、坐像など、多数の重要な文化財が残されています。
訪問して驚かされたのは、これら文化財を保護するために建物は免震構造化されていることでした。流石に首都東京は財政が豊かであるなと羨ましく思いました。

表門は文化14(1817)年の建立です 前の駒沢通りは将軍が鷹狩をする際に通る道でした

表門を潜ると仁王門が見えてきます

嘉永4(1851)年に建立された地蔵堂の門です

地蔵堂は天明8(1788)年に建立され地蔵菩薩像が祀られています

仁王門は五代将軍徳川綱吉の息女竹姫が寄進したもので享保20(1735)年の建立です

竹姫の寄進で享保9(1724)年に上棟された阿弥陀堂です

弘化3(1846)年に建立された水屋です

地蔵菩薩像は大仏師の長岡和慶師の作です

明治31(1898)年に再建された本堂です

仏舎利殿は平成29(2017)年に建立されました

五穀豊穣、家内安全、厄災消除などのご利益があるといわれる五社稲荷です

書院は居間兼書斎として使われます

境内を見わたします

徳川家宣の正室天英院から寄進された鐘楼、梵鐘です

祐天上人の根本、真実の仏は地蔵菩薩であるとと記された地蔵縁起碑です